くまのまえブログ

潰瘍性大腸炎の漢方治療

今回は当院における潰瘍性大腸炎の漢方治療についてお話します。

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。潰瘍性大腸炎については、下記URLから当院のブログを参照してください。
https://kumanomae-fc.hatenablog.jp/entry/2019/06/14/112835

完全に治すことが難しく、寛解(症状が落ち着いている状態)と再燃(悪くなった状態)を繰り返すことが多い病気です。安倍元総理大臣も長年この病と闘っています。

西洋医学では、治療としてステロイド剤を使うことも多く、その副作用に悩む方は少なくありません。
当院では東洋医学の視点から、漢方を併用します。柴苓湯(サイレイトウ)をはじめ、活動期には局所の炎症を抑えるために黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)を併用。その他に人参湯(ニンジントウ)や芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)の併用と免疫異常の改善を期待して、十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)を使うことがあります。

当院では西洋医学だけでなく、東洋医学の視点からも治療を行い、副作用を軽減します。
潰瘍性大腸炎で定期通院が必要な方は、ぜひ当院へお越しください。

くまのまえファミリークリニック