従来は、大腸ポリープは切除後は、当日または翌日が後出血などの偶発症が出現しやすい時期であるため、大腸ポリープを切除する場合、1泊〜2泊の入院が必要でした。しかし、最近では、内視鏡設備の高性能化、医療の向上などにより、当院では、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行い、大腸ポリープや早期大腸がんが発見された場合、その場で日帰りでの切除を行うことが可能です(※術後は経過観察が必要です)。
大腸ポリープには、切除した方がよいポリープと切除しないくてもよいポリープがあり、病院によって違いますが、5mm以下のポリープは切除しないこともあります。腺腫性ポリープは10mmを超えるとがんが含まれる頻度が急激に高くなるというエビデンスがあり、医師としては、「大腸ポリープの表面を観察し、がんを疑う所見がない」「数年では、がんになるほど大きくはならないだろう」という医学的な判断をしています。
患者さんにとって、次に大腸カメラをする時間や機会が誰にでもあるわけでないため、いろいろな意見はありますが、当クリニックでは早急に切除する必要なさそうな5mm以下の腺腫性ポリープでも、希望があれば、見つけた時に切除しています。他院で5mm以下の腺腫性ポリープが見つかり、経過観察をされている方で切除希望の方、検査に不安を感じている方で鎮静下での苦痛の少ない検査をご希望の方はぜひ当クリニックに気軽に相談にきてください。
痛みなど、施術に不安がある方には、簡便な麻酔で、眠ったままの検査・施術も可能です。 お気軽にご相談ください。