胃内視鏡検査(胃カメラ)は、咽頭、喉頭、食道・胃・十二指腸を内視鏡を使って内側から直接観察することで、炎症、潰瘍、ポリープ、がんを発見したり、胸やけ、胃痛、胃もたれなどの原因を調べたりするために行う検査です。胃がんは、がん罹患数で男性で3番目、女性で4番目、全体でも3番目に多いがんとなっており、早期発見することで治癒することもできます。
胃内視鏡検査(胃カメラ)は、経口内視鏡検査と経鼻内視鏡検査の2種類の検査法を用意しています。経口内視鏡検査・・・鎮静剤で眠っていただいている間に、口からカメラを入れて検査をする。経鼻内視鏡検査・・・えずくことが少ない面で経口内視鏡検査に比べて、比較的楽に検査ができるとされる。どちらで検査するのか、患者さんの希望で選択してもらいますが、最近は眠って検査がしたいという患者さんが増えています。眠っていると、気づいたら検査が終わっているので、負担が少ないです。
胃がんはかつて日本で最も死亡率の高いがんでした。現在では、日本の胃がんの罹患数は3番目に多いがんとなっておりますが胃がんの早期発見、早期治療の進歩により死亡率は減少しています。当クリニックでは、胃がん発症リスクが上昇しはじめるといわれる40歳を過ぎたら、定期的に胃内視鏡検査(胃カメラ)を受けることをおすすめしています。胃痛がある時、胸焼けがある場合や、健康診断の結果で気になることがある場合はすぐにご相談ください。
鎮静剤を使用することで頭痛を起こしたり、低血圧や低酸素血症、不整脈などの症状が起こる場合があります。 こうした症状は当然ですが人によって異なるため、副作用にかかる人もいればかからない人もいます。 そのため、胃カメラ検査で鎮静剤を使用する際には事前に医師と相談することが必要です。
3割負担の方で7,500~12,000円ほど 1割負担の方で2,500~4,000円ほど