くまのまえブログ

眼脂(めやに)

 風邪のときに眼脂が出て、目薬を処方されることは良くあります。ほんとに必要なのでしょうか?本日は風邪のときに出る眼脂についてお話しします。

 

 風邪を引くと、鼻水が出ることがあります。副鼻腔炎を合併すると緑色のような鼻水になります。これらの鼻水が鼻涙管を通って、眼脂として出てくるのです。

 

 風邪のときに出る眼脂は、目で作られたものではなく、鼻から作られたものが目から出ているのです。以上より、目に原因がないので、目薬は必要でないことがわかります。

 

 まずはかかりつけ医により、眼脂の源である風邪の治療をしっかりすることが肝心です。

 

 眼脂が多いと結膜を刺激したり、眼脂に含まれている風邪の菌により結膜炎になってしまう場合もあります。結膜炎になった場合には、目薬が必要となります。

 結膜炎にならないようにこまめに拭いてあげることも重要です。

 

 お子さんのことでお困りになる場合は、当クリニックに気軽に相談してください。正確な診断、的確な治療、わかりやすい説明を心がけております。

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