第251回日本内科学会東海地方会で発表しました。
令和5年10月15日(日)にウインクあいちで開催された、第251回日本内科学会東海地方会で「当院におけるCOVID-19に対するエンシトレルビルの治療成績」という演題で発表させていただきました。
エンシトレルビルはゾコーバという商品名で、塩野義製薬が開発したCOVID-19に対する国産の抗ウイルス薬です。令和4年11月22日に緊急承認され、一般診療所においても処方が可能となりました。
当院では令和5年1月~9月の間に、COVID-19に罹患した430名の軽症患者さんに処方しました。全例が重症化なく治癒しましたが、副作用(否定できない症状含む)は頭痛2人(0.5%)、吐き気・嘔吐1人(0.2%)、下痢1人(0.2%)、胸痛1人(0.2%)、口腔カンジダ症1人(0.2%)の極少人数に認めました。以上の結果から、ゾコーバは一般診療所においても安全に処方できる有用な治療薬と考えられました。
当院は、一般診療と別導線で発熱外来を行っており、COVID-19の感染対策は今後も継続します。発熱や風邪症状でお困りの方は、お気軽にご連絡ください。感冒症状があり、感染が疑われる患者さんの院内への立ち入りはご遠慮いただいております。一般診療の方が安心してご来院していただけるよう、事前連絡のご協力をお願いします。