🩺 当院の潰瘍性大腸炎(UC)診療(2026年度)
「血便が続いている…」
「下痢が治らない…」
「潰瘍性大腸炎と言われたけれど、今後どうなるの?」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。
今回は、当院で行っている潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis:UC)診療についてご紹介します。
当院では、
令和7年度改訂版(令和8年3月31日)『潰瘍性大腸炎・クローン病 診断基準・治療指針』
に基づき、最新のエビデンスに沿った標準治療を行っています。

📖 潰瘍性大腸炎(UC)とは?
潰瘍性大腸炎(UC)は、炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)の一つです。
IBDには
● 潰瘍性大腸炎(UC)
● クローン病(CD)
の2つが含まれます。
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜を主体に慢性的な炎症が起こり、
✔ 粘膜の発赤
✔ びらん
✔ 潰瘍
などを形成する原因不明の炎症性疾患です。
原因は完全には解明されていませんが、
✅ 遺伝的素因
✅ 免疫異常
✅ 腸内細菌叢
✅ 環境因子
などが複雑に関与して発症すると考えられています。
🚨 主な症状
潰瘍性大腸炎では次のような症状がみられます。
|
症状 |
特徴 |
|
🩸 血便 |
最も特徴的な症状 |
|
🚽 下痢 |
回数が増える |
|
🤕 腹痛 |
下腹部痛が多い |
|
💩 粘血便 |
粘液や血液が混じる |
|
😣 残便感 |
排便後も便が残る感じ |
|
😓 発熱・体重減少 |
中等症以上でみられることがある |
📌 病変はどのように広がる?
潰瘍性大腸炎の最大の特徴は、
病変が直腸から連続的に口側へ広がることです。
病変の広がりにより、以下のように分類されます。
|
病型 |
病変範囲 |
|
直腸炎型 |
直腸のみ |
|
左側大腸炎型 |
左側結腸まで |
|
全大腸炎型 |
大腸全体 |
|
区域性大腸炎型 |
一部のみ(比較的まれ) |
📊 潰瘍性大腸炎の分類
診断基準・治療指針では、潰瘍性大腸炎を次の4つの観点から分類しています。

🔍 潰瘍性大腸炎はどう診断する?
診断には、
✅ 問診
✅ 血液検査
✅ 便検査
✅ 病理組織検査
が重要ですが、これらだけでは確定診断はできません。
最も重要なのは、
🩺 大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)
です。
内視鏡では、
✔ 血管透見像消失
✔ 粘膜粗ぞう
✔ 易出血性
✔ びらん
✔ 潰瘍
などを確認し、病理組織検査と組み合わせて診断を行います。
また、近年では便中カルプロテクチンやLRG(ロイシンリッチα2グリコプロテイン)などのバイオマーカーも、
病勢評価の補助として活用されています。
👉 潰瘍性大腸炎診断フローチャート

🔍 当院では消化器内視鏡専門医が苦痛の少ない大腸カメラを行っています。
▶ 当院の大腸カメラについて詳しくはこちら
💊 当院の潰瘍性大腸炎診療
当院では、大学病院をはじめとするIBD専門施設と同様に、最新の『潰瘍性大腸炎・クローン病 診断基準・治療指針』に準
拠した標準治療を行っています。
症状や病変範囲、重症度に応じて、
● 5-ASA製剤(メサラジン)
● ステロイド
● 免疫調節薬
● 生物学的製剤
● JAK阻害薬
などを適切に選択します。
さらに現在の潰瘍性大腸炎診療では、症状の改善だけでなく、粘膜治癒(Mucosal Healing)を目標とする
Treat to Target(T2T)の考え方が重要視されています。
当院でも症状だけでなく、血液検査や便検査、大腸カメラ所見を総合的に評価し、長期的な再燃予防を目指した診療を行っ
ています。
重症例や高度治療が必要な患者さんについては、大学病院・IBD専門施設と緊密に連携しながら治療を進めています。
👉 治療フローチャート

🩺 実際の症例をご紹介します

💊 治療
メサラジン(400mg錠)9錠/日(総投与量3,600mg/日)で治療を開始しました。
今後は症状だけでなく、炎症反応や大腸カメラ所見も評価しながら、治療効果を慎重に判定していきます。
🔎 潰瘍性大腸炎診療で最も重要なのは?
潰瘍性大腸炎は、「診断して終わり」の病気ではありません。
活動期なのか、寛解期なのか、治療が十分に効いているのかを継続的に評価することが重要です。
そのため、大腸カメラは診断だけでなく、治療効果判定や粘膜治癒の評価にも欠かせない検査となります。
🏥 当院の大腸カメラが選ばれる理由
✨ 消化器内視鏡専門医が担当
✨ 鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査
✨ 最新内視鏡システムによる高精度診断
✨ 一人ひとりに合わせた丁寧な診療と継続フォロー
📖 当院の大腸カメラについて詳しくはこちら
💬 このような症状はありませんか?
☑ 血便がある
☑ 下痢が続いている
☑ 痔だと思って様子をみている
☑ 腹痛を繰り返す
☑ 潰瘍性大腸炎と診断された
☑ 転居などで継続治療先を探している
早めに受診することで、炎症を抑え、将来の再燃や合併症を減らせる可能性があります。
🌿 まとめ
潰瘍性大腸炎は長く付き合っていく病気ですが、近年は治療薬の進歩により、多くの患者さんが良好な状態を維持できるよ
うになっています。
当院では、最新の『潰瘍性大腸炎・クローン病 診断基準・治療指針』に基づき、患者さん一人ひとりの病状や生活背景に合
わせた診療を心がけています。
血便や下痢が続いている方、潰瘍性大腸炎の継続治療をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
🏥 くまのまえファミリークリニック
胃腸の不調と真摯に向き合い、確かな技術とあたたかい医療を提供します。
消化器病専門医・消化器内視鏡専門医による、ガイドラインに基づいた質の高い診療を心がけています。
あなたにとっての“内視鏡のスペシャル・ワン”が、ここにいます。 ✨
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