🌿【当院の大腸カメラは“やさしさ”が違います】~CO₂送気で苦痛を軽減~
📌大腸内視鏡検査(いわゆる大腸カメラ)は、大腸がんやポリープの早期発見・予防にとても有効な検査です。しかし、「お腹が張ってつらかった」「検査後のガスが不快だった」など、過去に不快な経験をされた方も少なくないかと思います。
当院では、患者さまにできるだけ快適に検査を受けていただけるよう、炭酸ガス(CO₂)送気システムを導入しています。
💡 CO₂送気とは? ~空気よりも身体にやさしい理由~
通常、内視鏡検査では腸内を広げて観察しやすくするためにガスを送気します。これまで一般的に使われていたのは“空気”でしたが、空気は体内で吸収されにくく、検査後もお腹の張りや違和感が長く残ってしまうことがありました。
一方、CO₂(二酸化炭素)は、空気の約100倍水に溶けやすく、空気の約35倍の速さで腸内から吸収されるという特性があります。吸収されたCO₂は呼気として自然に体外に排出されるため、お腹の張りが素早く軽減され、検査後の不快感がほとんど残りません。
🔬 科学的にも裏付けられた“楽さ”と“安全性”
複数の臨床研究やメタ解析により、CO₂送気を使った大腸カメラでは、検査中よりも検査後(30分〜6時間)の腹部不快感が明らかに軽減されることが分かっています。また、体内にCO₂が過剰に蓄積されるリスクも、通常の使用では臨床的に問題ないと報告されています。
現在、国内の95%の内視鏡専門施設がCO₂送気を導入しており、多くの医療機関でその効果が認められています。当院も、患者さまの快適性を第一に考え、CO₂送気を標準採用しています。
👨⚕️ 安全・快適な大腸カメラを、専門医が丁寧に行います
当院では日本消化器内視鏡学会認定の専門医が検査を担当し、技術面・安全面でも信頼できる体制を整えています。
また、CO₂送気のランニングコストは1件あたり約30円と非常に低コストでありながら、患者さまの負担軽減に大きく貢献します。残念ながら保険適用にはなっていないものの、当院では安心・快適な検査環境を整えるために積極的に導入しています。
📝 精密検査が必要な方、まずはご相談ください
健診や人間ドックなどで大腸の異常を指摘された方は、放置せずに一度専門医の診察を受けることが大切です。
「大腸カメラはつらそう…」と不安な方も、当院の苦痛の少ない・やさしい検査をぜひ体験してみてください。
ご予約・お問い合わせは
📞 TEL:052-876-3351
🌐 くまのまえファミリークリニック公式サイト
までお気軽にどうぞ。
参考文献:
間部 克裕,松田 一夫,松田 尚久.大腸がん検診と大腸内視鏡スクリーニング―確実な大腸がん死亡率減少をめざして―.:文光堂,2024.