くまのまえブログ

📚MIDORIKU IMAGINE Project 講演会〜地域で取り組むCKD〜 に参加しました!

こんにちは。

2025年8月8日(金)、JAみどり本店にて開催された
「MIDORIKU IMAGINE Project 講演会〜地域で取り組むCKD〜」に参加いたしました。

今回の講演では、CKD(慢性腎臓病)の早期発見・早期介入の重要性、そして薬物療法や検査について、実臨床に役立つ最新情報が共有されました。

 

💡CKD(慢性腎臓病)とは?

CKDは「静かに進行する病気」とも言われ、気づかないうちに腎機能が低下していきます。
重症化すると人工透析が必要になる場合もあり、日本ではすでに約34万人が透析治療を受けている現状があります。

しかし、早期に発見し、治療を開始すれば、透析を予防することが可能です。

 

🎤 Opening Remarks / 座長

本講演会では、山本内科 院長 山本 幸一郎先生がOpening Remarksおよび座長を務められ、会全体を通じて深い臨床的視点と温かい進行で、学びの場をより実りあるものにしてくださいました。

このような貴重な機会をご提供いただきましたことに、心より感謝申し上げます。

 

🧠 講演での学びから

🗣 演者:井上 偵子 先生(まごめ内科・腎クリニック 院長)

演題:「CKD患者さんへの検査とSGLT2阻害薬治療 ~早期介入の重要性、尿は語る~」

 

🔍 講演のポイント

● CKDは早期には無症状のまま進行するため、定期的な評価が重要です(図1CKDの重症度分類参照)

● 尿検査(特にアルブミン/クレアチニン比)により、早期発見が可能であり、見逃さない工夫が求められます

● SGLT2阻害薬の使用により、糸球体内圧を下げ、腎機能の進行抑制に寄与します(図2SGLT2阻害薬の使用に関するフ

   ローチャート参照)

● CKDが進行すると、心血管疾患の発症率や全死亡リスクも上昇するため、包括的な管理が必要です

 

図1 CKDの重症度分類

 

図2  SGLT2阻害薬の使用に関するフローチャート

 

🤝 腎臓専門医との連携がカギ

CKDの診療は、かかりつけ医による継続的なフォローと、
必要に応じた腎臓専門医との連携が極めて重要です。

今回の講演でも、
SGLT2阻害薬の導入を迷ったときは、遠慮なく専門医へ相談を」というメッセージが強調されていました。

くまのまえファミリークリニックでは、
腎臓の専門的な治療や高度な検査が必要と判断した場合、
信頼できる腎臓専門医とのスムーズな連携を行っています。

🔗風通しの良い医療連携が、患者さんにとって最も安心できる医療を実現します。

 

🏥 当院での取り組み

当院では、CKDを「予防する・気づく・止める」ことを目的に、日々の診療を行っています。

● 血液検査や尿検査による早期発見

● 必要に応じた生活習慣・食事の指導

● SGLT2阻害薬(ジャディアンス🄬・フォシーガ🄬)の積極的に処方導入

● 専門医との連携によるチーム医療

「透析にならないこと」をゴールに、地域の皆さまの健康をサポートしていきます。

 

📌こんな方はぜひ一度ご相談ください

● 健診で「尿蛋白」や「クレアチニン異常」を指摘された

● 糖尿病・高血圧・脂質異常症をお持ちの方

● 足のむくみや疲れやすさが気になる

● ご家族に腎臓病や透析歴のある方がいる

 

症状がなくても、“ちょっと気になる”が未来を守るきっかけになります。

 

🎯 最後に:私たちができること

CKDは、「尿を診ること」から始まる病気です。
尿は身体からの大切なサイン。
それを見逃さず、適切に評価・治療する力が、私たち地域の医師には求められています。

当院では、早期発見から専門医連携までを一貫して行うことで、
「未来の透析患者をひとりでも減らす」医療をめざしています。

📚日々の健康管理の一環として、尿や腎臓の検査を受けてみませんか?

 

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地域とともに、健康を守る「ホームドクター」であり続けます。

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