💤「睡眠障害」について学びました!|令和7年度 第2回 かかりつけ医等心の健康対応向上研修より
こんにちは☀️
くまのまえファミリークリニックです🐻🏥
前回に引き続き、名古屋市医師会館で開催された
「令和7年度 第2回 かかりつけ医等心の健康対応向上研修」のご報告です!
今回は、研修の後半で学んだ【睡眠障害】についての内容をまとめました📝
講師は、日本赤十字社愛知医療センター 名古屋第二病院 精神科部長の竹内浩 先生。
日々の診療にもすぐに活かせる、実践的かつエビデンスに基づいたお話が印象的でした✨
🧠 睡眠障害とは?
睡眠障害は、入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠困難など、睡眠の質や量に関わる不調を指します。
🔍原因はさまざま
分類 |
主な要因 |
身体的 |
疼痛、呼吸困難、頻尿、痒み、発熱など |
生理的 |
環境の変化(入院・騒音)、医療処置 |
心理的 |
ストレス、ライフイベント |
精神医学的 |
うつ病、適応障害、せん妄、アルコール依存 |
薬理学的 |
薬の副作用や退薬症状(例:ステロイド、中枢刺激薬など) |
🌿 不眠への対応は「原因除去」が第一歩!
不眠を改善するためには、まず原因となる因子を明らかにし、取り除くことが最優先です。
🛌 薬に頼らない非薬物療法も重要!
1. 睡眠衛生指導
→ 睡眠を妨げる生活習慣や環境要因の改善
2. 刺激制御療法
→ ベッドや寝室を「眠る場」として再認識させる
3. 睡眠制限療法
→ 実際の睡眠時間に合わせてベッドにいる時間を調整
4. リラクゼーション訓練
→ 心身の緊張をほぐし、自然な眠気を促す
✅ 健康な睡眠のための10か条(www.fumin.comより)
1. 睡眠時間は人それぞれ。日中眠くなければOK
2. 定期的に運動しよう
3. 静かで暗く、快適な寝室環境を
4. 寝室の温度も心地よく保つ
5. 食生活を整え、空腹や水分過多を避けよう
6. 午後3時以降のカフェインは控えめに
7. アルコールは寝る2時間前まで
8. 寝る前・夜中の喫煙はNG
9. ベッドに悩みを持ち込まない
10. 「眠らなきゃ」と頑張らない
💊 睡眠薬(睡眠導入剤)
✅主な睡眠薬のプロフィール(作用時間・特徴)
✅睡眠薬のカテゴリーと作用機序
⚠️ 睡眠薬の副作用と注意点
● 眠気の持ち越し
● ふらつき・転倒
● 前向性健忘(服用後の出来事を忘れる)
● 認知機能の低下(特に高齢者)
● 長期使用での依存性や反跳性不眠
🚦減薬・中止の工夫
睡眠薬は、医師の指導のもとで計画的に減量していくことが大切です。
主な方法:
● 漸減法:1/4錠ずつゆっくり減らす
● 隔日法:1日おきに服用し、徐々に間隔を広げていく
● 必要に応じて非ベンゾ系薬や抗うつ薬を併用
🩷 くまのまえファミリークリニックからのメッセージ
現代社会では、誰もがストレスや環境の変化で睡眠のトラブルを抱える可能性があります。
🌙「寝つきが悪い」
🌙「夜中に何度も目が覚める」
🌙「朝早く目が覚めてしまう」
そんなときは、どうか一人で悩まず、お気軽にくまのまえファミリークリニックまでご相談ください🐻✨
睡眠は、こころとからだの健康の基本です。
📌 くまのまえファミリークリニック
地域に根ざした“こころ”と“からだ”のかかりつけ医として
皆さまの健やかな毎日をサポートしてまいります。
🏥 〒458-0802 名古屋市緑区兵庫1-411-2
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